2009年01月10日

幼馴染

いましたか?幼馴染(おさななじみ)という存在が。俺にはいました。女の子でしたね。

同じ月に同じ病院に生れて以来、予防接種などの度に顔を合わせ、
家も近かったということで仲良くなったらしいですね。俺はそんなに覚えてないんだけども。

遊んだ記憶はあります。プール行ったりしたような記憶もある。あ、アイスをよく2人で食べてましたね。

もう今となってはすれ違っても話さない。完全に関係は廃れました。


俺は小学2年生の時、今住んでいる土地に越してきました。
近場の引っ越しとはいえ、やはり土地が変わると人柄も随分と違いました。
前にいた学校では当たり前に出来ていたことが出来ない。人と仲良く出来ない。
そんな状況が続いて行き、俺は自然と孤立するようになりました。

小学一年生まで住んでいた土地をA市、小学2年生から住み始めた土地をB市とすると
幼馴染と遊んでいたのはB市。だから小学一年生の時も学校は違えど友達ではあったわけです。
B市に引っ越し、そのクラスにたまたま彼女がいた。割と嬉しかったような覚えはあります。

でも彼女は孤立した俺に冷たい言葉をかけました。
友達に「A(幼馴染の名前)と友達だったんだって?」聞かれ、
「ああ。昔から知っている。あいつとは幼馴染ってやつだな。」

この発言が気に入らなかったらしいですね。
「なぁ、ぎる君。私のことを気易く幼馴染とか言わんとってくれん?」

このときからです。彼女に憎悪の感情を抱き始めたのは。

彼女の成績は比較的優秀でした。そして俗にいう「いい子ぶりっこ」でしたね。
児童会長、生徒会長と順調にコマを進めたわけですね。

俺は彼女が嫌いでした。あの一件以外にも、時折見せる彼女の「人間的情緒の表れ」が大嫌いでした。
公の場では自分の人生のために、周りの評価を上げるために生きている人間。まさに優等生。
俗に言う「教科書通りの人生」。まさに教科書通りに生きる彼女が嫌いでした。
「教師の手下」であり「生徒のボス」。いつ何時も俺達に注ぐ上から目線。
そうとしか見えませんでした。いや、見ませんでした。それは今も変わりません。

中学3年生。彼女は生徒会長。俺はクラスのベランダにあった花壇の手入れをしていた時。
彼女はやってきました。今思うと選挙の応援要請にも見えますね。
そして俺と俺の周りの人たちに向けて口を開きました。

「ねぇ、知ってる?私とぎる君って幼馴染なんだよ。」

作業の手が止まりました。ミニトマトの収穫をしていたその手が。

「へぇ、そうなんだぁ」周りもそういうほかありません。

俺は少し考えて口を開きました。
「昔幼馴染。今は月とスッポンか?w生徒会長とかたや不良中学生。楽しいか?楽しいんだろうな。
お前が小学3年生と気に入った言葉を覚えてるか?今回は俺から言わせてもらおう。
俺のことを二度と幼馴染と呼ぶな。」

よく覚えています。悪あがきですね。とにかく反抗したくてたまりませんでした。


あれからもう2年。ほとんど会話もなくなりました。

今の俺の将来の夢。それは成功すること。何故か。彼女への見せしめという理由も少しあったりします。

あの時、スッポンだった俺。あの時月だった彼女。この関係を逆転させるために。

もう彼女に対しては「好き」とか「嫌い」とかではなく、興味自体がありませんがね。

こうしてみると俺も随分と小さい人間ですね。たまに自分が嫌で仕方なくなります。
posted by ぎるぎる at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ったこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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